イノベーション エンジニアブログ


株式会社イノベーションのエンジニアたちの技術系ブログです。ITトレンド・List Finderの開発をベースに、業務外での技術研究などもブログとして発信していってます!


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RancherのEKS東京リージョン対応が待ちきれなくてRC版を試してみた件

AWSのKubernetesマネージドサービスとしてEKSがありますが、
昨年の12月に東京リージョンに対応しました。

そこで、
KubernetesをオーケストレイトするRancherというツールがありますが、
EKSのみならず、GCPのGKEはもちろん、
AzureのAKSや、その他オンプレのKubernetesにも対応していて、
それらを一元管理できる優れたツールです。

この優れたツールのRancherですが、
EKSの東京リージョン対応から2ヶ月程経ちましたが、
未だStable版では東京リージョンには対応しておりません。

ただ、
RC版である v2.2.0-rc2 を使用して見た所、
東京リージョン対応がなされているみたいでしたので、
ほんの少し試してみました。

作業環境前提

  • Dockerがインストールされていること

Rancherの起動

基本的にDockerHubからDockerイメージをpullしてくるだけですが、

docker run -it -p 80:80 -p 443:443 rancher/rancher

今回は v2.2.0-rc2 を試すので、

docker run -it -p 80:80 -p 443:443 rancher/rancher:v2.2.0-rc2

イメージのタグを指定しました。

latest以外のバージョンを試すのは、
GitHubのReleasesを直接参照してみるのが良いかと思います。

RancherからEKSを操作してみる

Rancherが起動しましたら、
https://localhost にアクセスします。

01.png

パスワードの設定が終わったら、RancherサーバーのURLを設定します。
今回はMacで試しているだけなのでlocalhostになります。

02.png

ログインが完了したら、以下のカタログタブからHelmを有効化しておきます。

03.png

クラスタータブからクラスターを追加します。

04.png

すると、
クラスターの種類を選べますが、
今回はEKSの東京リージョンを試すので以下の通り選択します。

05.png

RC版なので、
リージョン選択のプルダウンで、ap-northeast-1(東京リージョン)が選択できます!

06.png

AWSのキーを入力して、

07.png

クラスタースペックはデフォルトのままにしました。

08.png

ここで、少し待ちます。
すると以下のようにKubernetesクラスターが出来上がりました。

09.png

クラスター名をクリックするとダッシュボードが表示されました。

10.png

ノードタブをクリックすると各ノードの状態も確認できました。

11.png

AWSコンソールの方を覗いてみると、

12.png

きちんとクラスターもできていまして、
ノードとしてEC2も立っていました。

13.png

このように、
バージョンv2.2.0-rc2では、EKS東京リージョンに対応できているようです。

EKSクラスターの削除

このまま一日でも忘れてしまうとすぐ何千円と請求が来てしまいますので、
忘れずに削除しておきます。

削除はクラスタータブから、
該当クラスターをチェックして削除ボタンを押すだけです。

14.png

確認画面

15.png

削除中になりました。

16.png

AWSコンソールからCloudFormationを見てみると、
スタックで削除しようとしているのが確認できました。

17.png

この時、Rancher画面からは直ぐに削除されますが、
AWSコンソールではクラスターやノードの削除処理がしばらく続いていました。

まとめ

このように Rancherのバージョン v2.2.0-rc2 を使えば、
現在でもEKS東京リージョンにてKubernetesクラスターを立てることができました。
開発中のプロジェクトでRancherを既に導入していて、
Rancherで統一したい場合など、良いかもしれません。