イノベーション エンジニアブログ


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良いプロダクトを作るために必要なものについて考えてみました

はじめに

こんばんは。bigenです。

突然ですが、「良いプロダクトを作るために必要なもの」について考えてみました。

結論は、「プロダクトに関わる全員が、自社のプロダクトがどのようにして作られるかを知っていること」です。

コトの始まり

「教育とかマネジメントとか興味あるんで、手始めに新人向けエンジニア研修を僕にやらせてください!」

物は試しと思い、上司に進言してみました。
すると、「いいね」って感じの二つ返事で話は進み、
3日間の研修を任せてもらえることになりました。
まだ入社半年の未経験エンジニアに、本当にありがたいなぁと思いました。

何を教えるか考える

というわけで、新人全員(といっても8人)に教えるということで、

  • エンジニアだからこそ教えられるもの

  • 非エンジニアにとっても大事なこと

を教えたいなぁということで色々考えてみました。

そしてテーマは
「プロダクトはどのようにして作られるか」
に決めました。

なぜなら、それが
「良いプロダクトを作るために必要なもの」
だと思ったからです。

いきなり?

背景として、 弊社でもプロジェクト開発にあるあるの、

  • 作ってって言われたから作ったのに、見せたら「思ってたのと違う!」と言われてお蔵入り問題

  • 作ってって言われたから作ったのに、全然使われない問題

  • 自分で「いけてないなぁ」と思いながら、作ってって言われたから作ってしまう問題

みたいなのがありました。
いかにも要件定義の不足っぽいかんじですね。
よくみる図かと思いますが、大体こんな状態です。

oregon1.jpg

これはまずい、とエンジニアチームの体制を見直し、スクラムを採用して、
プロダクトオーナーをたて、要件定義に関する責任の所在を明確にして、
すごく良い感じにチームは動き始めました。

しかしそれでも、上の図を眺めていると、「本当に良いプロダクト」が作れる体制には
まだなっていないんじゃないかと思い始めました。

なぜなら、エンジニアチームの新体制は
「プロダクトオーナーの希望」と「エンジニアチームが実際に作るもの」を
一致させるものでしかないからです。

良いプロダクトを作るために必要なこと

当たり前のことですが、「良いプロダクト」とは何かというと、
「ユーザーが本当に欲しいものを与えてくれるプロダクト」です。

oregon1.jpg

先程も出てきたこの絵は「オレゴン大学の実験」に載っている有名な絵です。
「人は必ずしも、頭の中の理解を正しく人に伝えられるわけじゃない」ことを例示したものです。

この図に従えば、「顧客が説明した要件を、プロジェクトリーダーが理解したつもりになっただけのもの」
をいくら正確にエンジニアチームが作り続けても、顧客が本当に必要だったものは届けられません。
それは、「顧客が本当に必要だった物」ではないからです。
「顧客が本当に必要だった物」を、プロジェクトリーダーが正確に知る為の仕掛け
が大切になるのではないでしょうか。

例えば、現実的な組織で言うと、
「顧客」→「営業」→「マネージャー」→「プロダクトリーダー」→「エンジニアチーム」
といった伝言ゲームをすることになるわけですが、
中間にいる全てのメンバーが、
「次のメンバーに何を伝えなければいけないか」を理解している必要があると思います。
営業が
「顧客から聞いた表面的な要望を完結にまとめて正確にマネージャーに伝えるだけ」
では、永遠に良いプロダクトは作れません。
顧客は自分の本当に欲しいものを表現できませんし、
カスタマーサポートを顧客が表現したものを正確に表現し直すことができないからです。
(これは例え話で、営業の方を悪く言うものでは全くなく、
むしろエンジニアのほうが伝えるべきことを人に伝えるのが下手な人が多いかもしれません。)

通常、こういった「顧客のニーズ」的なものはプロダクトリーダーが必死になって考えることが多く、
「要件定義の大切さ」はエンジニアチームが必死になってプロダクトマネージャに説くことが多いようですが、
実は、「顧客のニーズ」を必死に考えてもらい、「要件定義の大切さ」を説く相手は他にいるんじゃないでしょうか。

つまり

良いプロダクトを作るためには、

  • プロダクトに関わるすべての人が

  • 自社のプロダクトがどのような工程で作られるか知っていて

  • 自分がその工程のどの部分に関わっているか知っていて

  • 「良いプロダクト」を作り上げる上で自分がすべきことは何か

を知っている必要があると思いました、ということです。

おわりに

ちょっと上から目線な書き方になってしまいましたが、
「お前らもっと分かれよ!」って言いたいのではなく、
「良いこと知ってるならエンジニアだけで閉じこもってないで、
もっとみんなにシェアしようぜ! 営業とかエンジニアとか関係ないじゃん!」
っていうお話です。

ちなみに、伝えたいことは決めたけど、どうやって新入社員に伝えるかはまだ決まっていません!
個人的には楽しいワークショップを中心に、みんなに実際にモノ作りを体験してもらった上で、
ちょこちょこ小出しに座学しようかなって思ってます。

実際に研修が終わったら、やってみての気付きをシェアできたらいいなと思います。
それでは、またの機会に。