iPhoneからテレビの電源をOn Offしてみる
こんにちは、加藤です。 本日は、ESP-WROOM-02を使って、iPhoneからテレビの電源をOn Offしてみます。
Arduinoのインストールは出来て、書き込みも出来る!でも、回路図はわからない!
という人向けに、写真多めで説明を行います。
参考にしたサイト
Eleclog. - ミニマルなIRKitクローンを作ってiOSから家電を制御する
http://eleclog.quitsq.com/2016/09/minirum.html
GitHub - 9SQ/minIRum
https://github.com/9SQ/minIRum
環境
・MacOS
必要なもの
・ブレッドボード
・ESPr® Developer(ESP-WROOM-02開発ボード)
https://www.switch-science.com/catalog/2500/
・カーボン抵抗(炭素皮膜抵抗) 1/4W 10Ω (100本入)
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gR-25100/
・赤外線リモコン受信モジュールOSRB38C9AA(2個入)
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gI-04659
・5mm赤外線LED OSI5LA5113A (10個入)
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gI-04311
・ブレッドボード・ジャンパーコード(オス-オス)(10cm)20本セット
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gC-05371/
配線
配線は、下記の写真のようにします。
配線が終わったら、USBケーブルで接続しておきます。





platformioのインストール
platformioを使うと、cliで開発ができるようになります。
http://platformio.org/
インストールは下記のコマンドで完了です。
brew install platformio
下記のコマンドで、wroom-02用のプロジェクトを作ります。
mkdir miniirkit
cd miniirkit
platformio init -b esp_wroom_02
プロジェクトができたら、下記リポジトリから、minirum.inoをsrcディレクトリにコピーします。
100行程度で、最小限の機能が実現されています。
ソースコード量が少ないので、私のような入門者にとって勉強材料として、とても参考になりました。
ありがとうございます。
https://github.com/9SQ/minIRum
次に、minirum.inoが依存している2つのライブラリを、libディレクトリに入れます。
IRRemoteESP8266
https://github.com/markszabo/IRremoteESP8266
その後、下記コマンドで、コンパイルとESP-WROOM-02へ書き込みが行われます。
platfotmio run --target upload
書き込み完了後、リモコンの赤外線コードを読み取ります。
赤外線コードの読み取りは、赤外線リモコン受信モジュールに向けて、リモコンのスイッチを押せばOKです
シリアルポートを監視しながら、ESP-WROOM-02開発ボードのリセットを押下すると、 IP、ホスト名が表示されます。
platformio serialports monitor -b 115200
次に、赤外線センサーにリモコンで信号を送ります。 信号を送ったあと、下記のURLにアクセスすると、リモコンのコードが取得できます。
http://[先程表示されたIP]/messages
Homebridgeのインストール
Homebrewを使ってnodeのインストールを行います。
brew install node
次に、HomebridgeとHomebridge-irkitをインストールします。
sudo npm install -g homebridge
sudo npm install -g homebridge-irkit
Homebridgeの設定ファイルを作成します。
~/.homebridge/config.json
{
"bridge":
{
"name": "Kato-Homebridge",
"username": "88:88:88:88:88:88",
"port": 51826,
"pin": "123-45-678"
},
"accessories": [
{
"accessory": "IRKit",
"name": "テレビ",
"irkit_host": "minirum-testxxxxxx.local",
"on_form": {"format":"raw","freq":38,"data":[先程取得したリモコンのコード]},
"off_form": {"format":"raw","freq":38,"data":[先程取得したリモコンのコード]}
}
]
}
Homebridgeは、下記で起動できます。
homebridge
使ってみる
iPhoneから「ホーム」アプリを開き、アクセサリに追加します。



これで、iPhoneから操作できるようになりました。
作ってみて
思っていたよりも簡単にiPhoneからテレビのOn Offができるようになりました。
これも、先人の方たちがソースコードを公開して下さっているお陰だと実感しました。
まだ未熟ですが、少しでも貢献できるように頑張っていきたいと思います。
おわり。